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英語上達ブログ

六条塾大学受験に役立つ英語 第2回

I can't stand her any more.

今日はこんな文章から始まります。

この文の stand を 見て「立つ」という意味しか浮かんでこない人は、英語の自動詞、他動詞についての区別ができていないということになります。この文の正しい意味は、「僕は彼女にはもう(any more)我慢できません」となります。stand に「我慢する」なんて意味があったの?と驚くかも知れませんが、ここで大事なことはこの stand が他動詞であるということです。

今日はこの他動詞、自動詞について勉強します。

皆さんは他動詞と自動詞をどのように区別していますか?まずは基本的な区別からしっかり把握しておきましょう。

第1ステップ

〇 自動詞とは目的語を必要としない動詞。

〇 他動詞とは目的語を必要とする動詞。 (英語では、他動詞を目的語なしに使うことはあり得ないこと ぐらいに思って構いません)

第2ステップ

〇 目的語になることのできるのは、名詞または代名詞だけである。(to 不定詞、動名詞なども、名詞として目的語になることが出来る)

第3ステップ

〇 目的語は必ず他動詞の直後に来る。

今日はこの3つのステップをしっかり頭に入れて下さい。

明日に続く。

昨日は、目的語の必要な動詞を他動詞という、と習いました。では目的語とは何なのか、今日はそこから始めます。

まず、日本語でいいですから、主語と動詞だけで出来ている短文をいくつか並べてみて下さい。主語は、とりあえず「私は、」。動詞は過去形で「~した」。 例えば

私は泣いた。

私は泳いだ。

私は見た。

私は切った。

などなどです。これらの文を見たり聞いたりしたとき、まず皆さんは、何と質問しますか。最初の2つの「泣いた」「泳いだ」に対しては例えば「いつ?」とか「どこで?」とか「なぜ」とかいった任意の質問が出てきますが、「見た」「切った」の方はまずは「何を?」という質問が先に出てきますね。「僕は、見たよ」といった相手に「何を見たの?」という質問をせずに、「いつ見たの?」と聞くことはありませんね。「見る」も「切る」も何を見、何を切るのかが、最優先されるのです。この「何を?」に対する答え、即ちここの例でしたら、それぞれ「パンダを」「杉の木を」が「見た」「切った」の目的語ということになるのです。つまり、「泣く」「泳ぐ」は「何を」にあたる目的語のいらない自動詞、「見る」「切る」は目的語の必要な他動詞ということになるのです。

そこで、始まりの文に戻ります。

I can't stand her any more.

いかがですか? her という代名詞が、stand という動詞の直後に来ていますね。従ってこの stand は他動詞なのです。他動詞ですから、「立つ」という意味ではないのです。辞書を見てみましょう。stand (他)我慢する。とあります。ここで大切なことは step 3 の「動詞の直後に来る名詞または代名詞はその動詞の目的語である。」という法則なのです。もしこの stand が「立つ」という自動詞の意味で使われているのなら、代名詞 her は stand の直後には来ません。例えば、

I can't stand on her.

なら、意味はおかしいですが、「僕は彼女の上に立つことは出来ません」として文章としては合法的に成立しています。stand のように自動詞の場合と他動詞の場合とで、これ程意味がかわるものはそう多くはありません。もう1つだけ、run という動詞はこれと同じようなことが起こります。次の2つの文を比べてみて下さい。

(1) I ran in the company.

(2) I ran the company.

(1) は自動詞ですから、「私は会社の中を走った。」でいいわけですが、(2)は the company が目的語です。他動詞 run は 「走らせる」すなわち「経営する」という意味になり、(2)は 「私がその会社の経営をしていた」という意味です。

いかがですか?自動詞と他動詞の区別がつきましたか? 先ずは動詞の 自と他の区別が明確になれば、英語の5文型の理解がとてもし易くなるのです。では次回から、5文型を学習していきましょう!

 

 

2017.05.09 | 日々役立つ受験英語